北爪先生が教える! 電験三種計算問題が一番解ける本

初学者、中級者、上級者。本書は中級者向けに書かれた本だと思います。オームの法則が使われていますがオームの法則に関する説明はありません。しかしオームの法則で解く式は非常に丁寧です。また用語の解説もありません。開閉器SがON,OFFが何を意味するかも書いてありません。電工２種、１種をとらずいきなり電験にこられたかたはわからないと思います。文系なら電験超入門あたりである程度知識を得るか、ほかの入門向け勉強してからでないと意味不明になると思います。わからない単語はグーグルで検索しながら勉強すると良いと思います。ほぼ間違いなく、引っかかるところは皆同じなので皆そこを疑問に思いヤフー知恵袋なんかで聞いています。すでに勉強されて過去問チャレンジ中で計算問題が苦手って人にお勧めです。途中式が丁寧に書かれています。電験三種の過去問は①キルヒホッフの法則②重ね合わせの理③ミルマンの定理④テブナンの定理、４つどれでも解ける式の場合、どれかひとつを選び、それだけが書いてあることが多いです。本書の場合はこの４つすべてが書かれてあり、それぞれの長所、短所が書かれております。正確さとスピードが勝負の電験三種に、この問題はどの解法で挑むべきかという北爪先生の考えが書かれてあり、とても参考になります。電話帳で勉強していている人にもお勧めです。分野別に分かれているのでとてもいいです。～の１５年は解説が苦手で北爪先生が教える！～は解法が丁寧なのでああそうか！と何度も思いました。今年こそ電験に合格したいです。