買ってはいけない危険な食品 (鉄人文庫)

本書は、実話BUNKAに掲載されたものを文庫化したもののようですが、内容は以前「週刊現代」で掲載されていた危険な食品シリーズとほぼ同じような内容です。「週刊現代」に関しての記事は、ほぼ全てレビューしていますから、関心のある方は、そちらを参照してください！要するところ、食品に含まれている添加物の危険性を訴えているわけで、飲み物では、合成甘味料、着色料、パンでは、乳化剤、トランス脂肪酸、ハム、ソーセージ類では、リン酸塩、亜硝酸塩、等ですが、それらの含まれる食品の実名を挙げて、注意を喚起しているのです。しかし、本書には矛盾する内容も少しあります。例えばお酒ですが、認知症の原因にお酒が挙げられています。一方、認知症の予防には、お酒を適度に嗜めとあります。いったいどちらを信じればいいのでしょうかね！また、飲みたいものを飲まず、食べたいものを食べず、のp角の節制は、かえって寿命を縮めるともいわれています。薬も効果のある薬ほど副作用があるものです。投薬の利益と副作用の害を勘案し、前者の利益が勝ると思えば、飲めばいいのではないでしょうか！